大同特鋼は30日、高合金の生産体制を整備する一環として、星崎工場(愛知県名古屋市)の棒鋼圧延ラインを増強するとともに、知多第2工場(愛知県知多市)に高合金棒鋼の検査ラインを新設すると発表した。
今回の投資により、圧延で製造可能な鋼種とサイズのレンジを拡大するとともに、さらなる高品質な作り込みを可能にするという。これまで高合金の生産は、自由鍛造プロセスを有する渋川工場(群馬県渋川市)が大部分を担っていた。渋川工場で製造している高合金鍛延品の一部を名古屋地区の圧延工場に移管することで、渋川工場に生まれる余力の活用と合わせて、26中期経営計画で掲げた成長市場製品の拡販を図る。
30日の終値は、前週末比8円高の995.7円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社