「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」を運営するオリエンタルランド(OLC)が急反落、前日比205円安となる2940円を付けた。28日引け後、25年3月期決算に加え特別株主優待の実施を発表したが、26年3月期の減益見通しが嫌気された。
25年3月期の連結営業利益は1721億円(前期比4.0%増)となり、過去最高を更新した。ゲスト1人当たりの売上高が増加し、ホテル事業も伸長した。一方、26年3月期の営業利益予想は1600億円(前期比7.0%減)とした。成長戦略のためコストを積み増す。また同社は、長期経営戦略として、「2035長期経営戦略」を策定した。35年度時点で売上高目標1兆円以上(26年3月期見込みは6933億円)を掲げた。
さらに、特別株主優待を行うことも明らかにした。25年9月末の株主名簿に記載された100株以上を保有する株主を対象に、現行の株主優待制度に追加して、有効期限26年8月末までの株主用パスポートを1枚配布する。
30日の終値は、前営業日比112円安の3033円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社