ジェリービーンズグループ(ジェリーBG)が大幅高で3日続伸、前週末比28円高の284円を付けた。前週末1日大引け後、新事業の開始、海外子会社設立を発表し好感された。
新事業では医療機関や学校、自治体などに向け、再生重油を燃料とした自家発電設備を販売する。100%子会社のJBサステナブルパートナーが企業から再生重油発電設備を仕入れて販売し、代理店が設置、エンドユーザーのフォローを行う。1台当たりの平均販売価格1億円、月間発電量4万8000kwを想定している。事業開始日は11月4日。
また、同社にとって重点地域である韓国、台湾における営業活動をさらに強化・拡大するため、1日付で韓国、台湾に100%子会社を設立した。新子会社はアーティストのマネジメントやイベント興行のほか、日本IP(知的財産)を用いたコンテンツライセンス事業なども展開する予定。事業開始日は未定としている。
一方、同時に第三者割当による新株式および第7回新株予約権の発行も発表した。割当先は同社の筆頭株主で投資家の須田忠雄氏などで、差引手取概算額101億4846万5436円を調達する。発行済株式総数に対する希薄化率は最大270.25%となる。調達資金は運転資金やM&A(企業の合併・買収)および資本・業務提携資金などに充当する予定。
4日の終値は、前週末比19円高の275円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社