ソニーグループが5日ぶりに反発。一時、前日比140円高となる4130円を付けた。3日引け後、金融事業を行う完全子会社ソニーフィナンシャルグループ(SFGI)の分離を行うと発表した。
ソニーGは、SFGIのパーシャル・スピンオフ(元子会社の株式を親会社が一部残したまま、残りの株式を親会社の株主に分配する手法)を10月1日付で実施する。9月末の株主が保有する普通株式1株につき、SFGI株1株の割合で現物配当を行う。SFGI株式の配当財産の帳簿価額の総額は約4652億円で、1株当たり価額は77.61円としているが、会計上の帳簿価額に基づく金額のため、SFGI株の実際の取引値段・株式価値は反映されていない。
また同社は、8月1―31日の期間中に、約1500万株(609億円)の自社株買いを行ったことも明らかにした。
4日終値は、前日比115円高の4105円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社