ニデックが急落し、700円ストップ安の2420円を付けた。3日引け後、グループの中国子会社であるニデックテクノモータにおいて、不適切な会計処理が行われた疑いが判明したと発表、嫌気された。
同社では、ニデックテクノモータにおいて、24年9月下旬にサプライヤーからの値引きに相当する購買一時金(約2億円)に関して不適切な会計処理が行われた疑いが判明。その調査の過程で、ニデックテクノモータ以外の同社およびそのグループ会社においても、同社やグループ会社の経営陣の関与又は認識の下で、資産性にリスクのある資産に関して評価減の時期を恣意的に検討しているとも解釈しうるなど、不適切な会計処理が行われていたことを疑わせる資料が複数発見されたという。
同社では、会社から独立した第三者委員会による客観性のある調査が必要と判断し、同委員会を設置することを決定した。
4日の終値は、前日比700円安の2420円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社