住友金属鉱山は4日、農業を豊かなものにするための方法を探るプロジェクト「ReFarm by SOLAMENT」を本格始動したと発表した。
同社では25年の夏から秋にかけて、プロジェクト初の取り組みとして、北海道から九州まで複数の農家協力のもと、太陽光をコントロールする素材テクノロジー「SOLAMENT」(ソラメント)による遮熱効果の実証実験を行う。実験では、イチゴ・トマト・カカオなどを育てるビニールハウスで、SOLAMENTを使用した遮熱ネットを利用し、労働環境の改善、収穫時期の拡大、収穫量の増加、糖度など作物の質の向上のデータを収集し、その効果を検証するという。同実験は、スマート農業を推進する千葉大学大学院 園芸学研究院の中野明正教授の監修を受け、展示会などでその結果を順次公開する予定という。
4日の終値は、前週末比62円高の3447円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社