抗精神病薬「レキサルティ」やスポーツドリンク「ポカリスエット」などを展開する大塚ホールディングスが3日続伸、前日比335円高となる9379円を付けた。SMBC日興証券は目標株価を引き上げている。
SMBC日興証は3日付で大塚HDの投資判断「2」(3段階中2位)を継続しながらも、目標株価を8000円から8800円に引き上げた。11月26日に米国で承認されたIgA腎症治療薬Voyxact(sibeprenlimab)のピーク売上を2000億円から3000億円に引き上げ。常染色体優性多発性のう胞腎治療薬「ジンアーク」の後発品影響は、26年12月期以降本格化するとみて、同時期が業績のボトムになると予想している。
今後は、26年後半にフェーズ3結果が開示される、統合失調症薬「ulotaront」や、抗がん剤「zipalertinib」、フェニルケトン尿症治療薬「repinatrabit」などの新薬開発を成功させ、クリフを克服できるかに注目している。
4日の終値は、前日比289円高の9333円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社