INPEXは4日、子会社のINPEXマセラを通じて操業主体(オペレーター)を担うインドネシア共和国のアラフラ海マセラ鉱区アバディLNGプロジェクトにおいて、基本設計作業(FEED)を開始したと発表した。
同社によると、同プロジェクトのLNG(液化天然ガス)生産量は年産950万トン規模を見込み、日本の年間LNG輸入量の1割強に相当する。またアバディガス田は、世界有数の良好なガス田性状および埋蔵量を有するため、効率的な開発が可能であることに加え、CCS(二酸化炭素の回収・貯留)を取り入れることで、長期にわたるクリーンなエネルギーの安定供給や同国および日本をはじめとするアジア諸国におけるエネルギーセキュリティー向上への貢献を目指すという。
4日の終値は、前週末比61.5円安の2097円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社