伊藤忠が続伸。一時178円高の8710円を付け、連日で上場来高値を更新した。5日付の日本経済新聞は、同社が京都大学iPS細胞研究財団(京都府京都市)と、患者の細胞から個別に作るマイiPS細胞を安く製造できる専用キットを25年中にも国内外で販売すると報じ、材料視された。
同紙によれば、専用キットは培養に必要な試薬や添加剤を1つにし、無菌設備がなくても製造できるという。量産の課題だったコストや歩留まりが改善される見込みで、マイiPS細胞の普及に弾みがつくとしている。
5日終値は、前日比85円高の8617円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社