ベアリング（軸受け）最大手の日本精工が急騰し、年初来高値を更新。一時、前日比１０９．５円高となる９１２．９円を付けた。４日引け後、２６年３月期業績予想の上方修正を発表し、買い材料視された。
通期の連結業績予想について、営業利益予想を２２０億円から３００億円（前期比５．４％増）に、純利益を７０億円から１６０億円（同５０．３％増）に、それぞれ引き上げた。事業環境の好調や為替の円安に加え、ＮＳＫステアリング＆コントロールの完全子会社化に伴う負ののれん発生益などを反映させた。
第２四半期累計（２５年４−９月）業績は、営業利益１６４億６７００万円（前年同期比６９．７％増）、純利益９３億１９００万円（同４．７倍）となり、ともに計画（営業利益１０５億円、純利益３５億円）を上回った。
５日の終値は、前日比９４．５円高の８９７．９円。
［ 株式新聞ダイジェスト ］ 提供：ウエルスアドバイザー社
