塩野義薬が続伸、39円高の2427円を付けた。30日午前9時、オピオイド誘発性便秘症(OIC)治療薬ナルデメジントシル酸塩(「ナルデメジン」)について、中国での新薬承認申請が受理されたと発表、材料視された。
「ナルデメジン」は、同社が創製した末梢性μオピオイド受容体拮抗薬で、日本、米国、欧州、台湾などの国・地域で発売されている。承認取得後の中国における販売に関しては、グループの塩野義有限公司が中国・正大天晴(江蘇省)と輸入および中国国内の販売に関する独占ライセンス契約を締結しており、正大天晴が中国本土での販売を担い、同社は販売量に応じた一定の収益を受領するという。
5月30日の終値は、前日比20円高の2408円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社