豊田通商は30日、同月にドローン機体およびセンシングデバイスの開発を行うamuse oneself(アミューズワンセルフ社、大阪府大阪市)に出資したと発表した。
同社によるとアミューズワンセルフ社は、11年に設立され、ガソリンとバッテリーを併用することで長時間かつ長距離の飛行が可能なハイブリッドドローンや、測量データの分析・可視化を行うシステムの開発など、ドローン機体の開発・運用からデータ分析までを一貫して手がけている。今回の出資は、子会社「そらいいな」でのドローン物流事業に加え、アミューズワンセルフ社の技術やノウハウを導入することで、インフラ設備の点検・計測事業への領域の拡大を目指す。また、「そらいいな」が主体となり、インフラ設備の点検・計測事業を日本全国および海外へ展開するほか、同社グループが運営している再生可能エネルギー事業における設備・機器の点検・計測や、人の立ち入りが制限される場所での防災分野への進出なども想定している。
5月30日の終値は、前日比16円高の3070円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社