レゾナックは6日、川崎事業所(神奈川県川崎市)におけるアンモニア事業において、使用済みプラスチック由来の水素のみを原料とすることで、アンモニアの低炭素化を図ることを決定したと発表した。
現在、川崎事業所では、「使用済みプラスチックをガス化ケミカルリサイクルによって得られる水素(使用済みプラ由来の水素)」および、都市ガスを改質することによって得られる水素」を原料に、アンモニアを製造・販売している。
今回、使用済みプラ由来の水素のみを原料にしてアンモニアを製造することで、同社の国内生産アンモニアの低炭素化を目指す。既存プロセスを基盤としながら、新たなプロセスの開発・導入で、実現する計画。また、24年から、使用済みプラスチックに加えて使用済み衣料も原料として実証実験を開始しており、アンモニアの誘導品であるアクリロニトリルを繊維メーカーなどへ供給し、衣料の資源循環の実現も目指すという。
6日の終値は、前週末比359円高の5887円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社