清水建設は6日、国立研究開発法人土木研究所(茨城県つくば市)、日立建機と共同で、土木研究所が整備を進めている建設機械の自動施工技術基盤(OPERA)を活用した油圧ショベルの自動施工実験を行い、土砂の掘削からダンプカーへの積載に至る一連の作業をシームレスに自動化することに成功したと発表した。
建設機械の自動施工に関する研究開発は、これまで建設会社と建設機械メーカーが個別に秘密保持契約を結び、当該メーカーの建設機械に特化した制御プログラムを開発するのが一般的だった。そのため、建設会社と建機メーカーの組み合わせが変わるたびにカスタマイズが必要となるなど、研究開発の効率性に課題があった。土木研究所が開発するOPERAを活用することで、異なるメーカーの建設機械を統合制御する自動施工システムの構築が容易になり、建設現場への実装が加速することが期待できるという。
6日の終値は、前日比63円高の1641.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社