三井物産は7日、大手資源会社のリオ・ティントおよび日本製鉄と共同で保有する、豪州のローブリバー・ジョイントベンチャー(ローブJV)が操業するウェスト・アンジェラス鉄鉱山の生産能力維持に向け、同鉱山における新規3鉱区の開発を決定したと発表した。
今回の開発費用は約9億9800万豪ドル(約948億円)で、同社持分で約3億2900万豪ドル(約313億円)となる見込み。開発に要する関連当局からの主要な許認可は取得完了し、27年中の生産開始を予定する。
ローブJVは1972年から鉄鉱石の出荷を開始し、以来同社の中核事業の1つとして長期的な収益基盤の安定化に貢献してきた。ウェスト・アンジェラス鉄鉱山は年間3500万トン(同社持分約1200万トン)の生産能力を有しており、今回開発を決定した新規鉱区を通じて、同鉱山は今後も長期にわたり生産能力を維持するとしている。
7日の終値は、前日比13円安の3697円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社