キッツが急伸、118円高の1432円を付け連日で年初来高値を更新した。8日午後2時30分、25年12月期第2四半期累計(1−6月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し好感された。
第2四半期累計の決算は、売上高が863億8000万円(前年同期比3.1%増)、営業利益が79億3300万円(同21.9%増)だった。バルブ事業は、半導体製造装置向けが減少したものの、国内市場・海外市場ともに販売量が増加したほか、価格改定の効果などで増収となった。また、伸銅品事業も、販売量が増加したことなどで増収を確保した。利益面では、伸銅品事業で修繕費の増加などがあったものの、バルブ事業の販売量の増加による増収などが寄与した。
25年12月期業績予想は、売上高1800億円(前期比4.6%増)、営業利益150億円(同5.5%増)を据え置いている。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で48.0%、営業利益で52.9%となっている。
8日の終値は、前日比67円高の1381円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社