大阪ガスが上場来高値を更新、前日比151円高となる3780円を付けた。8日引け後、25年3月期決算と26年3月期の業績予想に加え、新たな自社株の購入枠設定を発表した。
25年3月期の連結経常利益は1896億円(前期比16.3%減)だった。国内エネルギー事業で電力販売量が増加したものの、タイムラグ差益が縮小したほか、LNG(液化天然ガス)販売量が減少した。26年3月期の経常利益予想は1650億円(前期比13.0%減)とした。原料費調整制度に基づくガス販売単価の低下や、米国再エネ事業での利益計上先の変更などを反映させた。
また同社は、3000万株(自己株を除く発行済株式総数の7.42%)・700億円を上限とする自社株買い枠を設定。取得期間は26年4月24日までとした。配当予想は、中間、期末とも52.5円の計105円とし、前期から10円の増配を計画している。
9日の終値は、前日比33円高の3662円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社