大林組は9日、MetaMoJi(東京都港区)と共同で、施工管理アプリ「eYACHO(イーヤチョウ)」を活用し、建設現場で使用される火薬類のデジタル帳票を開発したと発表した。
山岳トンネルやダム工事では、岩盤掘削に火薬類を用いた発破を行うことがある。火薬類は、火薬取締法の枠組みに基づき、業界団体が自主的に定めた管理基準に従って、多くの種類の伝票や帳簿などの火薬類管理帳票を用いて安全に管理されている。今回両社は、近年の人手不足や業務効率化の必要性を背景に、建設現場で利用できる火薬類のデジタル帳票を開発。入力データはクラウド上で管理され、リアルタイムに承認・閲覧が可能という。紙での持ち運びが不要となり、関係者間での情報共有も効率化される。
9日の終値は、前日比13円高の3171円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社