日立製作所は9日、グループの日立ビルシステムと、ビルシステム事業における研究開発強化の一環として、昇降機(エレベーター・エスカレーター)の開発・設計・製造拠点である水戸事業所(茨城県ひたちなか市)に、次世代エレベーター技術開発を加速する新開発施設を建設すると発表した。
新開発施設では、日本国内のエレベーター新設需要の約8割を占める標準型エレベーターの次世代機種の開発や、老朽化したエレベーターのリニューアル需要に応える製品開発を推進する。新開発施設は、水戸事業所内にある地上高213mの日本一高い(同社調べ)エレベーター研究塔「G1TOWER(ジーワンタワー)」に隣接した敷地に建設予定で、25年7月に着工、27年2月の完成を見込んでいる。
9日の終値は、前週末比92円高の4112円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社