菱重工が3日ぶりに反落、216円安の2676.5円を付けた。9日午後1時30分、26年3月期の連結業績予想(IFRS)を発表。増収増益の見通しを示したが、利益予想が市場予想の平均に届かず、嫌気された。
26年3月期の業績は、売上収益5兆4000億円(前期比7.4%増)、事業利益4200億円(同9.6%増)を予想。エナジーでは、GTCC・航空エンジンを中心に増収増益を見込む。物流・冷熱・ドライブシステムでは、物流機器・冷熱の販売台数増を想定し、航空・防衛・宇宙では、好調な受注を背景に堅調に推移するとみている。配当は、第2四半期末12円(前期実績11円)、期末12円(同12円)の合計24円(同23円)に増額する見込み。
25年3月期決算は、売上収益が5兆271億7600万円(前期比7.9%増)、事業利益が3831億9800万円(同35.6%増)だった。
9日の終値は、前日比161円安の2731.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社