ブルーシート大手の萩原工業が3日ぶりに反発、前日比145円高の1743円を付けた。8日引け後、25年10月期決算と26年12月期業績予想に加え、新たな中期経営計画を発表し、買い材料視された。
25年10月期の連結営業利益は14億6700万円(前期比30.0%減)だった。シートや土のうなどの製品販売低迷が続いたほか、トランプ関税の影響により北米向けの需要が弱含んだ。一方、26年10月期の営業利益予想は21億円(同43.1%増)と、急回復を見込む。年間配当予想は前期から10円増の75円(中間35円、期末40円)を予定している。
また同社は、28年10月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。28年10月期の数値目標として、売上高400億円(26年10月期見込みは350億円)、営業利益30億円、DOE(株主資本配当率)3.5%を掲げた。
9日の終値は、前日比97円高の1695円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社