航空機エンジン部品のチタンアルミ製タービンブレードを手掛けるAeroEdgeが、外資系証券の新規格付けを刺激にストップ高している。実質最高値に迫った。
同社は栃木県の名門企業・菊地歯車からスピンアウトし、2023年に上場した。量耐熱材料のチタンアルミを使ったタービンブレードで世界的な技術力を持ち、フランスの航空エンジン大手サフラン・エアクラフト・エンジンズとの長期供給契約をきっかけに、グローバル市場での活躍が本格化している。昨年12月には1対3の株式分割を実施。年末値は2126円だった。
ゴールドマン・サックス証券は4日付で、AeroEの投資判断を新規に「買い」とした。サフラン社向けの部品供給をけん引役に、当面の収益高成長を予想。諌山裕一郎アナリストはリポートで、「参入障壁が高く受注残高を多く抱える航空事業のピュアプレイ(専業)銘柄かつグローバルニッチトップ企業として、同社の存在感は一層高まる」と指摘している。
同証券は時価を大幅に上回る4000円の目標株価を掲げた。これを受けた大発会の市場では、値幅制限いっぱいの2626円(前営業日比500円<23.5%>高)を付け、高値の2727円(昨年12月29日)に接近した。
AeroEの今6月期の営業利益(単体)は第1四半期(7−9月)が前年同期比4.9倍の2.5億円に拡大し、通期で8.1億円(前期比24%増)を計画する。米ボーイングと仏エアバスが採用する小型旅客機用の次世代エンジン「リープ」向けのAeroEのシェアは、新材料の量産化に伴い28年に従来の約40%から40%台後半に高まる見通しだ。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社