固定抵抗器最大手のKOAが前日比300円ストップ高の1531円を付け、年初来高値を更新。23日引け後、26年3月期業績予想の上方修正に加え、新中期経営計画と配当方針の変更を発表し、買い人気を集めた。
通期の連結営業利益予想を17億円から29億8000万円(前期比2.5倍)に引き上げた。為替の円安や産機向け需要の増加、AI(人工知能)関連売上の伸長を映した。第2四半期累計(4−9月)の営業利益は13億500万円(前年同期比2.8倍)となり、計画の9億5000万円を上回った。
新中計では、最終年度の28年3月期に売上高800億円(26年3月期見込みは694億円)、営業利益74億円を目指す。配当方針は、従来からの「連結配当性向30%前後」を維持しつつ、新たに年間配当金下限値を30円とした。
24日の終値は、前日比273円高の1504円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社