SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SEH&I)が4日続伸。一時は前日比15円高の375円を付け、年初来高値を更新した。24日大引け後、子会社の翔泳社がAX(AIトランスフォーメーション)を推進するビジネスパーソン、企業向け実践メディア「AIdiver」を9月に開始すると発表し好感された。
同社はオンラインメディアやイベントなどを通じて、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)、AXに寄与している。近年、生成AIの登場で、AIは単なる効率化ツールではなく、あらゆる産業、ビジネスモデルを根本から変える存在になりつつある。「AIdiver」はAIの本質を深堀りすることで、AXを実行するための実践的な知見とリアルな活用事例をユーザーに提供する。
また、同時に上限35万株(自己株を除く発行済み株式数の2.16%)、1億円の自己株取得枠の設定も発表した。取得期間は7月25日−8月29日。
さらに、26年3月期の第1四半期(4−6月)決算も発表し、連結売上高は16億3000万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は1億8800万円(同19.4%減)だった。通期予想の売上高74億円(前期比2.2%増)、営業利益9億5000万円(同16.2%増)は据え置いた。
25日の終値は、前日比2円高の362円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社