電子部品大手のTDKが10月31日引け後、26年3月期業績と配当予想の増額修正を発表した。
同社は通期の連結営業利益予想を2450億円(前期比9.3%増、従来予想レンジの中央値は2025億円)に引き上げた。スマートフォンの新モデルの立ち上がりや米国の関税措置へ向けた駆け込み需要などにより、二次電池とセンサの販売が拡大した。また、AI(人工知能)データセンター向け需要を取り込み、HDD用サスペンションが好調に推移した。第2四半期累計(4−9月)営業利益は1476億円(前年同期比10.7%増)だった。
また同社は、配当予想を中間・期末とも従来の15円から16円に引き上げた。調整後の年間配当は前期から2円増額の32円を予定している。
4日の終値は、前週末比78円安の2595円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社