株式新聞ダイジェスト

TOTOが急伸、連続増益見通しと自社株買いを好感

 衛生陶器最大手のTOTOが急伸、前週末比357円高となる3822円を付けた。28日引け後、25年3月期決算と新たな自社株の購入枠設定を発表した。

 25年3月期の連結業績は、営業利益が484億7900万円(前期比13.4%増)、純利益は121億6800万円(同67.3%減)だった。半導体市況の回復に伴う静電チャックの販売増で新領域事業が伸長した一方、中国事業で減損損失341億円を計上。26年3月期の業績予想は、営業利益を525億円(前期比8.3%増)、純利益を310億円(同2.5倍)とした。日本住設事業と新領域事業の拡大を織り込んだ。

 また同社は、800万株(自己株を除く発行済株式総数の4.7%)・200億円を上限とする自社株買い枠を設定した。

 30日の終値は、前日比329円高の3794円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。