しまむらが急落、1050円安の9875円を付けた。29日引け後、26年2月期第2四半期累計(25年2月21日−8月20日)の連結決算を発表。増収増益で着地したものの、営業利益が市場予想の平均に届かず、嫌気された。
第2四半期累計の決算は、売上高が3435億7700万円(前年同期比3.9%増)、営業利益が314億6100万円(同0.2%増)だった。主力のしまむら事業は、商品力の強化として、自社開発ブランド(PB)およびサプライヤーとの共同開発ブランド(JB)の品ぞろえを拡充。PBでは、暑い夏を背景に吸水速乾や冷感素材などの「FIBER DRY(ファイバードライ)」が好調に推移したという。営業利益の市場予想平均は332億円程度とみられていただけに、失望売りを誘ったようだ。
26年2月期(25年2月21日−26年2月20日)業績予想は、売上高6926億4000万円(前期比4.1%増)、営業利益606億9000万円(同2.4%増)を据え置いている。
30日の終値は、前日比1036円安の9889円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社