中小企業向け基幹業務管理システムのアイルが反発、前週末比149円高となる2507円を付けた。5日引け後、26年7月期第1四半期(8−10月)決算に加え、次世代クラウド型EC(=Eコマース、電子商取引)サイト構築プラットホーム「メルカート」との連携を発表している。
第1四半期の連結営業利益は13億2500万円(前年同期比23.4%増)だった。継続的な大型案件の受注や顧客提供価格の改定、ストック売上高の積上げ、顧客ごとへの最適なシステム活用方法の提案などにより、受注が堅調に推移した。通期予想は営業利益52億5000万円(前期比8.9%増)を据え置いた。
また、同社の手掛ける、複数のネットショップを一元管理するクラウドサービス「CROSS MALL(クロスモール)」が、メルカート(東京都港区)の次世代クラウド型ECサイト構築プラットホームと、受注・商品・在庫情報の連携を開始したことも明らかにした。これにより、クロスモールで管理している自社在庫数と商品・画像情報を、メルカートと連携することが可能となる。
8日の終値は、前週末比138円高の2507円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社