キヤノンは12日、2/3インチ・約210万画素のSPADセンサーを開発したと発表した。
同社によると、SPADセンサーは、画素に入射した光の粒子(フォトン)を1つひとつ数えるフォトンカウンティングと呼ばれる原理を採用したセンサー。光を読み出す際にノイズが入らないため、暗い所でもわずかな光を検出し、ノイズの影響を受けずに被写体を鮮明に撮影したり、対象物との距離を高速・高精度に測定することができるという。
今回開発したセンサーは、独自の「重み付けフォトンカウンティング」という技術を採用。この技術は、照度によってフォトンがセンサーに届く頻度に差があることに着目し、所定期間内で最初にフォトンがセンサーに到達する時間を測定することで、その後の一定期間に到達する総フォトン数を推計するため、被写体を白飛びさせずに鮮明に映し出すことができるとしている。
13日の終値は、前日比96円安の4213円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社