合成ゴムメーカーの日本ゼオンが前日比78円高となる1682円を付け、28日の年初来高値1615円大きく更新した。30日引け後、26年3月期業績予想の上方修正を発表した。
通期の連結業績予想について、営業利益を280億円から305億円(前期比4.0%増)に、純利益を250億円から280億円(同6.9%増)に、それぞれ引き上げた。為替の円安に加え、高機能材料事業部門において大型テレビ向け光学フィルムの需要堅調を織り込んだ。さらに、保有する上場有価証券を25年8月−26年3月の期間に、約109億円で売却することも発表した。
第1四半期(25年4−6月)の連結営業利益は121億2900万円(前年同期比34.2%増)だった。
31日の終値は、前日比5円高の1609円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社