ニプロは24日、同社が札幌医科大学と共同開発したヒト自己骨髄由来間葉系幹細胞「STR03」について、適応疾患「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」を対象とした第2相臨床試験(企業治験)を開始し、1例目の患者への投与が完了したと発表した。
ALSは、運動ニューロンが選択的に変性・消失することにより、筋力低下や呼吸機能障害を引き起こす進行性の難治性神経疾患。札幌医科大学と共同開発した「STR03」は、自己骨髄由来の間葉系幹細胞を用いた製品で、神経保護作用や神経栄養作用、血液脊髄関門の安定化などを通じて、ALSの進行抑制やQOL(生活の質)の改善に寄与することが期待されるという。
24日の終値は、前日比18円高の1368.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社