ポートが急反発、前日比163円高の2226円を付けた。22日大引け後、系統用蓄電所事業が初年度から黒字化する見通しになったと発表し好感された。
同社は2026年3月期、電力供給の安定化と電力事業者の電力調達支援(業務支援)を目的に、系統用蓄電池事業への参入を目指し、検証を開始した。当初は稼働開始時期、稼働率、電力取引による収益性などをすべて保守的な想定とし、初年度は赤字前提で業績予想に織り込んだ。しかし、想定よりも順調な立ち上げに成功したことから、今期で早くも黒字化する見通しとなっている。
検証も順調に進んでおり、収益性を精査した上で、今期中に同事業への本格参入を決定する予定。本格参入決定後には同事業を新たな成長ドライバーと位置付け、来期中に10カ所程度(1カ所当たりの規模は出力約2メガワット)の追加投資を実行する計画という。
23日の終値は、前日比131円高の2194円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社