船舶用電子機器大手の古野電気がストップ高の6600円(前日比1000円高)を付け、上場来高値を更新。3日引け後、26年2月期第2四半期累計(3−8月)業績予想の上方修正を発表し、買い人気を集めた。
第2四半期累計の連結営業利益予想を65億円から93億円(前年同期比27.4%増)に引き上げた。中国の新造船の建造拡大や、トランプ関税の発動を控えた前倒し需要を取り込んだ。また、プレジャーボート向けの新製品の販売が好調に推移した。
通期予想は精査中とし、10月10日に予定している第2四半期(中間期)決算発表時に公表する。好決算に加え、自民党の新総裁に就任した高市早苗氏の防衛政策に対する期待買いの側面もうかがえる。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社