計測制御機器メーカーの大崎電気工業が年初来高値を更新、前日比69円高となる957円まで買われた。12日引け後、25年3月期決算と26年3月期の業績予想に加え、中期経営計画目標の更新を発表した。
25年3月期の連結営業利益は57億100万円(前期比3.0%減)だった。国内の製品構成変動や販売管理費の増加が響いた。26年3月期の営業利益予想は58億円(前期比1.7%増)とした。国内での第2世代スマートメーター導入や、海外の売上高増加、販管費減少などを織り込んだ。配当予想は、中間17円、期末18円の計35円とし、前期から13円の増配を計画している。
中期計画については、26年3月期の営業利益目標を従来の55億円から引き上げた上で、27年3月期を新たに90億円とした。また同社は、配当方針の目安としてDOE(株主資本配当率)を従来2%から3%に引き上げた。配当性向30%と比べて高い額を適用する。
13日の終値は、前日比9円高の897円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社