大阪ソーダが急騰、287円高の1905円を付けた。前週末7日引け後、26年3月期の連結利益予想の上方修正と、配当の増額、自社株枠の設定を明らかにし、材料視された。
26年3月期の利益予想で、営業利益を従来の170億円から173億円(前期比30.6%増)、純利益を123億円から135億円(同30.7%増)に引き上げた。同社では、アリルエーテル類の市況が回復傾向にあり、エピクロルヒドリンの市況動向は第3四半期(10−12月)以降も改善が継続するとみている。配当は、第2四半期末が従来の10円から12円(1対5の株式分割を考慮した前期実績9円に)、期末は同10円から13円(前期実績10円)に増額し、年間配当は25円(同19円)となる見込み。
自己株取得枠は、上限500万株(自己株を除く発行済み株式数の4.0%)・50億円を設定。取得期間は11月10日から26年1月30日まで。また、今回設定した自社株買いのうち、10日の午前8時45分のToSTNeT−3(自己株式立会外買付取引)において、前週末7日終値の1618円で、上限50万9000株を取得するとした。
10日の終値は、前週末比262円高の1880円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社