株式新聞ダイジェスト

学情が急落、人材市場の不透明感から業績予想減額

 転職サイトや新卒向け就活・就職サイト、合同企業セミナーなどを運営する学情が急落、前日比11.1%安の1707円を付けた。8日引け後、25年10月期の業績予想を下方修正し、売り材料視された。

 同日発表した第3四半期累計(24年11月−25年7月)決算(単体)は、営業利益が8.5億円(前年同期比34%減)にとどまった。売上高は同微増の70.6億円を確保したものの、教育研修や求職者向けの広告費がかさみ利益を押し下げた。

 先行きにも不透明感が高まった。同社によれば、米国の関税政策の影響が、人材採用計画にも現れ始めているという。同社は事業環境の変化に対応するためのサービスやプロモーションの強化に動いているが、通期の営業利益予想を30億円から21億円(前期比21%減)に見直した。

 この日の安値は3カ月ぶりの低水準に当たる。ただ、その後は下値を拾う動きに支えられ下げ渋った。年間67円の配当予想は据え置いており、利回りが4%に迫ったことで買いが入ってきたようだ。

 9日の終値は、前日比187円安の1733円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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