日本製鉄が急落。ウリ気配で始まり、安いところでは、2794円(前日比204円安)を付けた。9日引け後に発表した25年3月期決算と26年3月期の業績予想が売り材料視された。
25年3月期の連結事業利益は6832億円(前期比21.4%減)となった。26年3月期については事業利益4000億円(前期比41.5%減)と一段の水準低下を見込む。中国経済の低迷などを背景とした事業環境の厳しさを織り込んだ一方、米国の関税政策によるサプライチェーン全体への影響に関しては、合理的算定が困難とした。配当予想は中間、期末とも60円の計120円とし、前期から40円の減配を計画している。
12日の終値は、前週末比115円安の2883円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社