日産自動車が急反落、24.5円安の338.5円を付けた。25日付の日本経済新聞は、独メルセデス・ベンツグループの年金ファンドが、保有する日産自株を売却することを明らかにしたと報道、株式の需給関係の悪化を警戒する動きが強まった。
同紙によると、売却株は3億4600万ドル(約510億円)分にのぼるとみられるという。日産自は、仏ルノーとメルセデスの前身のダイムラーと10年に3社で提携。日産自はダイムラー株の1.5%、ダイムラーは日産自株の3.1%を取得し、共同開発やメキシコでの工場運営などを行っていた。日産自は21年に保有するダイムラー株を全て売却し、共同開発は22年に終了している。
26日の終値は、前日比22.7円安の340.3円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社