日立建機が5日続落、107円安の4310円を付けた。30日引け後、26年3月期の連結業績予想(IFRS)を下方修正し、嫌気された。
26年3月期業績予想で、売上収益を1兆3750億円から1兆3000億円(前期比5.2%減)に、調整後営業利益を1510億円から1300億円(同10.3%減)に引き下げた。前回公表時には織り込んでいなかった米国関税政策の影響を今回初めて織り込んだ。北米を中心にグローバルで需要が減少することを前提に、販売見通しを引き下げた。マイニング事業でも、足元の受注減速を反映した。米国の関税適用に伴うコスト増については、販売価格引き上げにより一定程度を吸収できると見込んでいる。
第1四半期(25年4−6月)決算は、売上収益が3061億5200万円(前年同期比6.7%減)、調整後営業利益が221億2300万円(同31.9%減)だった。
31日の終値は、前日比27円安の4390円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社