市況(場況)

日経平均は1028円高と大幅反発、値下がり1000銘柄超もファストリテやAI関連が支え=10日後場

 10日後場は日経平均株価が、前日比1028円79銭高の5万6924円11銭と大きく反発した。一方、TOPIX(東証株価指数)は同1.62ポイント安の3739.85ポイントと続落した。イスラエルとレバノンが和平交渉を行うと伝わり、再燃しかけていた中東の地政学リスクが後退。それによる米株高の流れを引き継ぐ形で日本株には買いが先行した。ただ、前々日の全面高の反動も残り、全般的には上値の重い銘柄も多かった。日経平均は人気が復活した半導体やデータセンターなどAI関連株の強調や、前日に業績予想を上方修正したファストリテの急伸により押し上げられた。午後2時32分には、同1117円45銭高の5万7012円77銭とこの日の高値を形成。3月3日以来およそ1カ月ぶりに5万7000円台に乗せた。

 東証プライム市場の出来高は24億3266万株、売買代金は8兆7378億円。騰落銘柄数は値上がりが469銘柄にとどまり、値下がりは1050銘柄と約3分の2を占めた。変わらずは58銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち12種が上昇し、21業種が下落した。AI関連の古河電工、フジクラなどの非鉄金属株が大きく値上がり。ガラス土石、ファストリテを中心とする小売、半導体関連株が多い電機なども上昇した。半面、原油安が逆風のINPEXなど鉱業が安く、卸売や情報通信、水産農林、医薬品なども軟調だった。

 そのほか、キオクシアが連日の大商いで初めて3万円を突破した。ローツェ、平田機工、古野電、マルマエ、ツガミなども高い。一方、Wスコープ、ホットランH、カカクコム、弁護士コムなどが大きく下げた。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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