市況(場況)

日経平均は1030円高と大幅反発、アドバンテスの上昇が寄与=29日前場

 29日前場は日経平均株価が、前日比1030円64銭高の5万1249円82銭と大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同2.03ポイント高の3287.90ポイントと小幅上昇した。日経平均は午前11時25分に、同1092円29銭高の5万1311円47銭を付け、27日の取引時間中の史上最高値(5万549円60銭)を大きく更新した。現地28日のNYダウ・ナスダック総合指数がそろって上昇し、3日連続で史上最高値を更新した流れを受けて、朝方から買いが先行した。ただ、日経平均への寄与度が高いアドバンテスが26年3月期の連結業績予想を上方修正したことから急騰し、同銘柄でだけで日経平均を1000円近く押しあげている。全体的には高値警戒感が色濃く現れている。

 東証プライム市場の出来高は11億9102万株、売買代金は3兆7743億円。騰落銘柄数は値上がりが296銘柄にとどまった一方、値下がりは1279銘柄と8割に迫った。変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち7業種が上昇、25業種が下落、鉄鋼1業種がほぼ変わらず。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、東エレクなどの電気機器株が上昇。大林組、清水建などの建設株や、太平洋セメなどのガラス土石株も高い。三菱UFJ、みずほなどの銀行株や、ディスコ、菱重工などの機械株、ENEOSなどの石油石炭株もしっかり。一方、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株や、三井不、菱地所などの不動産株、中外薬、第一三共などの医薬品株が安い。

 そのほか、トーエネク、きんでん、日車輌、関電工、ユアテックが上昇。半面、北越コーポ、アステリア、アイネス、デジタルHD、GMOインタなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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