市況(場況)

日経平均は111円安と5日ぶり反落、パウエル議長会見控え利益確定売り優勢=17日後場

 17日後場は日経平均株価が、前日比111円89銭安の4万4790円38銭と5日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同22.53ポイント安の3145.83ポイントと下落した。日経平均は現地16日の米国株安を受け、午前9時19分に同290円20銭安の4万4612円07銭を付けた。朝方の売りが一巡した後、値がさハイテク株を中心に押し目を拾う動きが強まり上げ転換。きのう16日に付けた取引時間中の史上最高値(4万5055円38銭)に迫る場面もみられた。ただ、現地17日には、FOMC(米連邦公開市場委員会)終了後、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見が予定されていることから、上値追いは限られ利益確定売りに押され下げ転換した。

 東証プライム市場の出来高は20億7400万株、売買代金は4兆6178億円。騰落銘柄数は値上がりが312銘柄に留まった一方、値下がりは1267銘柄で7割を超え、変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株が下落。MS&AD、第一生命HDなどの保険株や、アシックスや任天堂などのその他製品株も安い。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も軟調。エーザイ、第一三共などの医薬品株や、大林組、鹿島などの建設株も弱かった。一方、JAL、ANAなどの空運株や、イオン、ファストリテなどの小売株がしっかり。

 そのほか、プロレドP、TBASE、井関農、KLab、パーク24が下落。半面、ティラド、カルビー、メドレー、GMOインタ、いちよしなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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