市況(場況)

日経平均は1212円高と大幅続伸し5万円乗せ、TOPIXもそろって史上最高値=27日後場

 27日後場は日経平均株価が、前週末比1212円67銭高の5万512円32銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)も同55.60ポイント高の3325.05ポイントと上昇した。日経平均は初めて5万円台に乗せ、午後3時24分には同5万549円60銭と取引時間中の史上最高値(21日の4万9945円95銭)と、終値(21日の4万9316円06銭)を大きく更新。TOPIXも、前週末に続き取引時間中と終値での史上最高値を塗り替えた。マレーシアで行われた米中貿易協議において、米トランプ政権が中国に課すとしていた100%の追加関税について、中国がレアアースの輸出規制を1年延期する代わりに見送る見通しとなったことが伝わった。米中対立が緩和するとの思惑から市場心理が改善。心理的なフシ目の5万円を一気に突破した。ドル・円相場は、1ドル=152円90銭台で推移した。

 東証プライム市場の出来高は19億2747万株、売買代金は6兆1130億円。騰落銘柄数は値上がりが1418銘柄、値下がりは166銘柄、変わらずは30銘柄だった。

 業種別では、全33業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も高い。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、日立、キーエンスなどの電気機器株も堅調。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株、ディスコ、菱重工などの機械株もしっかり。

 そのほか、稀元素、アステリア、LinkUG、東京計器、洋エンジが上昇。半面、霞ヶ関キャピ、大同メタ、KOA、テクセンド、信越化などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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