市況(場況)

日経平均は1396円高と3日ぶり大幅反発、約1年ぶりに4万1000円を回復=23日後場

 23日後場は日経平均株価が、前日比1396円40銭高の4万1171円32銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)が同90.19ポイント高の2926.38ポイントと続急伸した。両指数ともに終値ベースでの年初来高値を更新した。日米の貿易交渉で関税率を15%とすることで合意。従来通告されていた25%から引き下げられる格好で、自動車株を中心に日本株買いが強まった。日経平均は1日を通して右肩上がりで推移、午後2時51分に同1567円67銭高の4万1342円59銭を付けた。終値ベースでは、値上がり幅が今年に入り3番目の大きさとなったほか、4万1000円台となるのは24年7月17日(4万1097円69銭)以来、約1年ぶり。

 東証プライム市場の出来高は30億2405万株。売買代金は7兆1081億円に膨らみ4月7日の6兆9893億円を上回り、SQ(特別清算指数)値算出日も含めて今年最大となった。騰落銘柄数は値上がりが1373銘柄と8割を超えた一方、値下がりは231銘柄だった。変わらずは20銘柄。

 業種別では、全33業種が上昇した。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、テルモ、オリンパスなどの精密機器株も高い。中外薬、第一三共などの医薬品株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も堅調。ソニーG、キーエンスなどの電気機器株や、大和証G、野村などの証券商品先物株、伊藤忠、三菱商などの卸売株もしっかりだった。

 そのほか、マツダ、SUBARU、JVCKW、三菱自、Wスコープが上昇。半面、トランザク、ジンズHD、良品計画、MrMaxH、OBCなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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