19日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比150円程度高い4万8850円前後で推移する。きのう18日に大幅に3日続落したことで、短期的なリバウンドを狙った買いが先行した。午前9時1分には、同240円83銭高の4万8943円81銭を付けている。ただ、その後は戻り待ちの売りに押され、下げ転換する場面もみられるなど、方向感に乏しい展開となっている。現地18日の米国市場ではNYダウが4日続落、ナスダック総合指数も続落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比350円高の4万8850円だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株が上昇。大林組、清水建などの建設株や、MS&AD、東京海上などの保険株も高い。三井不、菱地所などの不動産株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も堅調。ソフバンGなどの情報通信や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株もしっかり。一方、ディスコ、菱重工などの機械株や、バンナム、任天堂などのその他製品株が安い。
そのほか、ユニチカ、オーケストラ、JESHD、ラクスル、SWCCなどが上昇。半面、エニカラー、ビジネスE、GLM、デジタルHD、LinkUGが下落している。
東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(18日は154円99銭−155円01銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の前半(同179円64−68銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社