市況(場況)

日経平均は190円程度安、売り一巡後は下げ幅縮小=23日前場

 23日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前週末比190円程度安い3万8210円前後で推移する。午前9時34分には、同376円91銭安の3万8026円32銭を付けた。米軍は日本時間の22日午前、イラン国内3カ所の核施設を攻撃。米国の介入による中東情勢の悪化が警戒され、日本株はリスク回避の売りが先行した。売りが一巡した後は、短期的なリバウンド狙いとみられる買いで下げ幅を縮小する格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末20日の大阪取引所清算値比50円安の3万8300円だった。

 業種別では、全33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が下落。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、信越化、富士フイルムなどの化学株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、JAL、ANAなどの空運株も軟調。東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も弱い。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が高い。

 個別では、円谷FH、日本酸素HD、SREHD、日本新薬、KOKUSAが下落。半面、三井ES、ユアテック、富士石油、ホギメディ、古野電などが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(前週末20日は145円40−42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=168円台の前半(同167円45−49銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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