5日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比190円程度高い4万480円前後で推移する。現地4日の米国では、前週末まで下落していた反動や、FRB(米連邦準備制度理事会)理事の交代による金利低下期待から、NYダウが6日ぶり、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発。日本株も米株高やきのうの下落の反動から、買いが先行。午前9時48分には、同309円66銭高の4万600円36銭を付けている。ただその後は、戻り待ちに上値を抑えられる格好にあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比265円高の4万585円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東電力HD、中部電などの電気・ガス株が上昇。菱重工、IHIなどの機械株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も高い。東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株も堅調。日本郵政、リクルートHなどのサービス株や、MS&AD、東京海上などの保険株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が安い。
そのほか、オルガノ、古河電工、富士電機、光通信、東京計器などが上昇。半面、LINEヤフ、東精密、あすか製薬H、ぐるなび、インターメスなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=147円の前後(4日は147円87−89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の前半(同170円99銭−171円03銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社