28日前場の日経平均株価は、前日比194円75銭高の3万7918円86銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同13.81ポイント高の2783.30ポイントと上昇した。現地27日の米国市場の上昇や、為替の円安を受けて買いが先行。日経平均は午前9時4分に、同454円62銭高の3万8178円73銭と取引時間中としては2週間ぶりに3万8000円台を回復した。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される展開で上げ幅を縮小した。
東証プライム市場の出来高は7億9915万株、売買代金は2兆71億円。騰落銘柄数は値上がりが1122銘柄、値下がりは430銘柄、変わらずは78銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。アシックス、任天堂などのその他製品株や、JAL、ANAの空運株が上昇。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、武田薬、第一三共などの医薬品株も高い。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、AGC、住友大阪などのガラス土石株も堅調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、第一生命HD、東京海上などの保険株もしっかり。一方、日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が安い。
個別では、シンクロF、TSIHD、ローム、牧野フ、DICが上昇。半面、DyDo、レオパレス、ペプチドリム、扶桑薬、住友鉱などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社