5月1日前場の日経平均株価は、前日比196円32銭高の3万6241円70銭と6日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同6.17ポイント高の2673.46ポイントと7日続伸した。現地4月30日の米国市場では、ナスダック総合指数が反落したものの、NYダウが朝安後に切り返し7日続伸。1−3月GDP(国内総生産)がマイナス成長に落ち込んだ影響を打ち返した動きをみせたことから、日本株も買い先行。日経平均は午前9時13分に、同296円24銭高の3万6341円62銭を付けた。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重い場面もみられ、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えることもあり、模様眺めムードが強まった。
東証プライム市場の出来高は8億6792万株、売買代金は2兆2028億円。騰落銘柄数は値上がりが590銘柄、値下がりは974銘柄、変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。JR東日本、JR西日本などの陸運株や、TOTO、特殊陶などのガラス土石株が上昇。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、塩野義薬、中外薬などの医薬品株も高い。GMOインタ、リクルートHなどのサービス株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株も堅調。ヤマハ、任天堂などのその他製品株や、オリックス、JPXなどのその他金融株もしっかり。一方、郵船、商船三井などの海運株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株が安い。
個別では、シンプレHD、BIPROG、北海電、住友ファーマ、JR東海などが上昇。半面、村田製、大塚商会、アバント、伊藤忠食品、エンプラスが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社