市況(場況)

日経平均は20円程度高、買い一巡後は上値重い=11日前場

 11日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比20円程度高い3万9670円前後で推移する。現地10日の米国株式は引き続きハイテク株が堅調に推移し、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を更新するなど堅調だった。米株高の動きを受けて日本株も買いが先行し、午前9時8分には、同311円44銭高の3万9957円80銭を付けた。その後は、心理的なフシ目の4万円に接近したことから、戻り待ちの売りに押される格好で、上値は重いようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比65円高の3万9705円だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株も高い。JAL、ANAなどの空運株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も堅調。信越化、花王などの化学株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、ファストリテなどの小売株が安い。

 個別では、三光合成、フジHD、松屋、大有機化、GMOインタが上昇。半面、UNEXTH、ベルク、コジマ、C&R社、三協立山などが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(10日は146円26−28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の前半(同171円61−65銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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